素人のリフォーム施工管理
大工さん写真比較講座
ビフォー・アフター・アフター

チェックポイントと
デジカメ写真撮影

■ 施工管理の為の勉強は「金融公庫仕様書」で ■

出来れば金融公庫の標準仕様書を教科書として入手しましょう。公庫を利用していれば工務店が持ってきてくれます。それ以外の場合も入手する事をお勧めします。2004年で、1100円でした。仕様書を素人が簡単に理解できるとは思いません。でも、勉強する気のある素人になら、ある程度理解できるように書かれています。図もかなり使われていて、技術解説書として利用できます。

何が書いてあるか分からなかったら勉強する。全てを理解できなくても施工管理の為のチェックポイントはかなり記載されています。断面は何センチ×何センチの木をと書いてあれば、写真を撮るポイントも少しはわかります。工事の手順はこうで釘はこれって具合に明記されてます。乾燥は何日でと書いてあれば日にちを数え始めるでしょう。釘の間隔は何センチと書いてあれば、定規をあてて見る。理由はわからなくても仕様書通りかどうかはわかります。

素人であっても見る気があるか、ないかだけのチェックポイント部分がかなりあります。一番に工事する場所はすぐに隠れてしまうけど、構造としては重要な場所です。隠れてしまうだけに手抜きをされやすい場所でもあります。だから、予習して置く事をお薦めします。

工事中も予習してあったほうがいいのでしょうが、多分無理です。工事スピードに追いつきません。最初の部分だけでもわからなかったら現場監督さんに聞けばいいんです。これってどういう意味?何の意味があるの?これでいいの?仕様と違うのは理由があるの?こっちは素人です。分からなくて当たり前。じゃんじゃん聞きます。躊躇していたら、工事は不備なままでもどんどん進みます。

■ 建築用語も少しは覚えよう ■

工事前にできるだけ勉強します。その為にも用語が分かる絵のようなものを用意して下さい。欠陥住宅防止の為の本や、DIY(日曜大工・日曜修理・模様替えを自分で関係の本)等についています。根太って何?柱って?胴差って?でも絵を見れば大体分かりますし、よく出てくる用語はすぐ暗記してしまいます。

建築用語をある程度知っているだけで、工事関係者との話がスムーズに誤解なく進みます。用語を知らないと、施主と監督が別々の場所の話をしている事もあります。また、DIYの本は床の貼り方等素人工事の本です。プロも素人もやり方はそう変わりません。失敗しやすいポイントを丁寧に写真付きで解説してあります。余裕があれば床・屋根・壁・天井などのページもさーっと見ておくといいでしょう。

■ デジカメ写真撮影場所は無節操に ■

ビフォー・アフターをするなら、取り壊し前のものも撮影します。ビフォーはOK。アフターは、とりあえず今日変わったと思える所をデジカメ写真に撮ります。遠景・標準・アップ。右から・真中から・左から。上から・下から等。木や金具はメジャーを当てて一応撮っておきます。

素人の場合はポイントがわからないのでアップはあまり役に立たないです。でも、メジャーを当てたりは後から部材の確認でき、安心に繋がります。遠景だと撮るつもりじゃない場所も入ります。

撮ろうとしないで入っているものは撮影時気にしていないものです。あとから「どうなってたっけ?」と思った時にデジカメ写真に偶然写っていて確認できる。その為にも標準と遠景は意識して多めに角度を変えて撮影してください。明日はここの作業かな?という場所も余裕があれば撮っておく。

後から専門家に相談するにしても、偶然にでも写っていれば判断が楽です。素人が気にしていない場所も建築家が気にする場所が写っているかもしれません。剥してみなければ判らないより、こうなっているとはっきり判る方がいいです。

デジカメがお勧めです。もっていなければ建築費の必要経費と考えてデジカメを買うべきです。充分元はとれますし写真の管理も楽です。わざわざ買うなら広角で撮影可能なデジカメがお勧めです。また、工事が始まる前に、狭い隙間をかいくぐって撮る練習や、目盛りをきっちり写す練習をしておくと良いです。自分の撮影技術の進歩と、撮影条件の限界を体感出来ます。

■ 写真撮影物も無節操に ■

建築中の建物だけでなく、道具や材料も撮っておきます。納入されてきた箱にはお手入れ方法が書かれたりしています。品番等もチェックできます。大工さんの私物をごそごそと引っ掻き回すのはモラルに反します。外に放置されている物だけでも随分役立ちます。定規やメジャーをあててデジカメで撮れば尚良いです。

住宅金融公庫のサイト

仕様書について(公庫の説明)
http://www.jyukou.go.jp/chisiki/sumai/shiyosyo.html
今はこちらで 元のページからは消えているようですインターネットの図書館web.archive.orgに残っているもので、ご覧下さい。リンク先のページをシフト-JISで読みなおしてください。

公庫の仕様書の中身はだいたいこんな感じです。
耐久性タイプ(詳細)
http://www.jyukou.go.jp/yusi/koukojutaku/taikyu_syou.html
今はこちらで リンク先のページをシフト-JISで読みなおしてください。図等が表示されません。が、雰囲気は……。大きな書店では実物を見ることができます。
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