素人のリフォーム施工管理
大工さん写真比較講座
ビフォー・アフター・アフター

■ デジカメ撮影のちょっとしたコツ ■

メジャーの目盛りをきちっと写すにはマクロというデジカメの機能を利用したり、ぶれ防止のセルフタイマーを使います。自分自身もしっかり動かない体制で脇を締めてシャッターを押します。壁が近くにあるなら壁に押し付けながら撮るなど動かない工夫をします。メジャーの目盛りを写すのに手ぶれは禁物。

できるだけ明るくして撮影します。出来れば天然の光の元で撮影します。日が昇ると同時に撮影開始、昨日撮っていた場所も明るい方が有利です。フラッシュより克明に鮮明に撮る事が出来ます。充電池は最低２回分用意しておく。電池切れで充電している間は撮影できないでは困りますから。

下からだと上の方のアングルが限られてしまいます。床下など小さな隙間には腕が少ししか入りません。そんな時は、折りたたみ傘のお尻のねじを外してカメラの三脚用のねじにいれれば簡易一脚の出来上がり。セルフタイマーを長めにセット。シャッターを押す。隙間からカメラを入れ、写したい方向を向くようにして固定。シャッターが切れるのを待つ。これでかなり撮影可能範囲が広がります。例え新品のデジカメでも傷などを気にしない事です。床下などはかなり撮影困難かつ傷つき易い場所ですので、気にしていたら撮影できません。

オリジナルの画素は大きい方がいいです。後から観るのは写そうと思ってなくて写ってる物。画素が小さいと写ってるだけのものは写ってるだけで見たい物は粗すぎてわからない結果になってしまいます。

■ デジカメ写真の施工管理目的の整理法 ■

施工管理の為のデジカメ写真は、パソコンに取り込みながら整理します。後からではどこを撮影したかわからなくなるからです。どの柱も梁も壁も似たり寄ったりです。アップは全く区別がつきません。メジャーが当たっていても、どこか判からなければ意味がありません。

取り込みながらの整理方法　私のお奨めデジカメ写真整理法は施工エリア制です。施工する場所を柱や間柱などを目印に番号を振ってしまいます。それを紙に書いてパソコン前に置いておきます。設計図などのコピーに柱の位置や間柱の位置を記入しそれに番号を付ければ簡単です。

デジカメ撮影してパソコンに取り込む時には自動的に通し番号がついています。その番号の後ろにどのエリアの写真か番号を追加します。アップなら番号が1つになるでしょう。遠景なら５つや６つになる事も珍しくありません。この番号はデジタルカメラが自動的につける番号と明確に区別できる番号を入れてください。自動デジカメ番号は半角数字。エリアは○付き数字など。デジカメの自動番号は消さないで下さい。

消してしまうと、同じ場所を撮影すると同じファイル名になってしまい名前を変更できなくなります。また、デジカメの自動番号は必ず順番に付きますので出来上がる順番に並べるにも一役かいます。１Ｆから屋根までは同じエリア番号にし、１Ｆ２Ｆとか階境とか小屋裏等の縦方向の位置も入れておきます。１Ｆ２Ｆ同時に撮影されていたらここも重なっていてもいいです。

これを何月何日というフォルダに入れておきます。写真の整理はその場でしないと何処の写真かすぐわからなくなります。その上で、何かが気になって撮影したならそのコメントもファイル名に入れておきます。

あとからの管理方法　あとから見る時は場所番号で検索。日付順に整列。とするとその場所の変化が順番に出てきます。沢山撮っていたらコマ送りのようで面白いです。欠陥住宅を疑う・予防という意味以外にもだんだん出来上がっていく我が家を観るのは楽しいです。デジカメは加工が出来るのも醍醐味ですが、オリジナルは絶対に加工しないで下さい。加工したい時はコピーしたもので。写真を後で見るときにはカタログ形式のソフトを使います。お薦めのソフトは次ページで紹介します。

■ コンピュータが不調になりやすい ■

住みながらリフォームの方、気をつけて。工事中は大量のほこりが出ます。いくら掃除してもわいて出ます。これがコンピュータには非常に悪いです。ほこりは電化製品の大敵です。

コンピュータは起動している間外の空気を箱の中に取り入れ続けます。内部の部品を冷やす為です。言い換えれば埃を吸いつづけています。特に施工に疑問がある時は、ネットなどで調べ物を長時間する事になります。コンピュータが壊れてしまう事も考えておいて下さい。これは大きな大きな落とし穴です。

バックアップをこまめにして下さい。できればデジカメ写真はＣＤやＤＶＤに保存します。また、これまで大量の画像を扱った事の無い人は埃と関係なく不調になりやすいです。理由はメモリー不足・リソース不足になりやすいから。一度に大量の画像を扱わない。いくつものソフトを同時に立ち上げないを心がけて下さい。